◆ 車椅子の選び方 2輪車?4輪車?
ご注文前にワンコの筋力を確かめてください
◆2輪車向きのワンコ 前足の話だけになります
ここでは【前足の筋力】のチェックをお願いします
※ 後ろ足は2輪も4輪もサポートは同じになります
【前足はとにかく超元気!!】前足の筋力が重要です
★後ろ足の股の間を支えると
【人間がついていけないくらいガンガンずっと動き回れれば2輪OK】
□ 腰を持ち上げると元気なときと同じ位筋力がある
□ 股の間だけを支えて【階段をガンガン登れる】
□ ヘルニア・DM初期・交通事故など下半身だけの問題で
腰を持ち上げれば【30分以上】サクサク歩ける
□ 後ろ脚は軽く引きずるレベル~麻痺して動かない場合でも2輪車は可能です
※高齢犬は2輪車希望でも【9割】が4輪車になります
下記のチェックを必ずして前足が健常に近い状態で動けるか
□
筋力チェック 腰を斜め後ろに引いている状態で前足が安定してしっかり歩けるか ※人が後ろからついていく (横についてオスのはNG) ◎ 元気な時と同じ体勢になるようにして前足は元気に歩ければOK ・後肢用ハーネス・タオル・おむつなどを使ってください ① 後ろ脚の【股の間】を持つ ② 腰が地面と平行になるように持ち上げる ③ 腰を斜め後ろに引く(肛門や尻尾のあたりに人のこぶしが来るようにする) ※ 採寸時の体勢保持もこのやり方でお願いします 2輪車で後ろ足を支えるポイントは ↓の×の位置になります |
★参考にならない ダメなパターン
×お座りで動き回れるのは参考になりません
×腰を上げすぎNG
×ハーネスで体を前に押し出すのはNG
×首輪、前足側、お腹の下のサポートは確認できないです
【下半身をもって】↓動画くらい動ければOK
動画内の音声にも入っていますが注意点は
・上半身のリードは緩める
・腰は地面と水平になる高さにする
参考動画
https://www.instagram.com/p/COc5-wwjBhJ/
14歳https://www.instagram.com/p/CONp5lujctO/?utm_source=ig_web_copy_link
2ページ目以降に確認の動画があります
2輪の筋力チェックで不安定な場合は全て4輪車になります
※ 4輪車でも筋力維持や強化できます!!!!
◆飼い主様は2輪車!と思っているけれど 4輪車になるワンコ
※ 2輪車で大丈夫だと思いがちですが
4輪車でもベルトの調整で筋力維持も可能です
・【お腹を支えれば】歩ける
・ひとりで補助なしで歩けるが、【体全体で歩く】
(前足は元気な時よりは弱っている)
・【体の横やお腹の下】を支えれば自分で歩ける
・後ろ脚の【付け根】を持ち上げたときに
前足で歩けるが【元気だったとき】よりは力がない
前足で歩けるが少し【ふらついたり】
たまに【開いたり】【その場で踏ん張る】
【ゆっくり】動く、前足が【ふらつく】
【止まったまま】や踏ん張れずに【伏せてしまう】
お腹を支えている 首輪など前足側を持ち上げている 前足が斜めになる
こういったわんこは2輪車に乗ると
動けない・しっかり踏ん張れない・バックする・すぐにふせる・肩や頭から転倒する可能性があります
◇1人でも歩けるから2輪希望でしたが
後ろ足だけ安定する2輪車ではバランス崩れるので4輪になった秋田犬のヤマト君のブログ
※後ろ足だけが問題なら2輪車 高齢などで全身を使って歩く場合は4輪車
→1132 秋田犬 大和君 XL4輪車
◆4輪車向きのワンコ
少しふらついてしまうワンコ ~ 寝たきりのワンコまで幅広く使えます!
人間の【手すり】のイメージから完全寝たきりまで使ってもらえます
・顔を下げて歩く
・補助しないと立っていられない
・前足切脚している
・前足の負担を減らしたい
・寝たきり
・寝たきりで立てないが歩きたい(寝たままバタバタしてる)
・寝たきりで顔も上がらない
・全身まひで体がまったく動かない
・ひとりで歩けるが全身でバランスをとっているわんこや寝たきりわんこ
◇日によって筋力・状態が違う場合は2輪車・4輪車2台持ちがお勧めです
→428-24 コーギー アスカちゃん L4輪車
※寝たきりやそれに近い状態の場合
・歩くかどうかは、実際に乗ってみないと何とも言えませんが、
練習や調整で歩くことも、歩いている気分を味わう事もできます。
・4輪車だと、ワンコ本人が安定して立てるので、転倒の心配はありません。
・歩く以外にも、排泄、シャンプー、爪切り、簡単なトリミングなど、
飼い主様の負担軽減にも役立ちます。
・24時間寝た状態よりは、目線を変える、内臓の位置を戻すなど気分転換になります
※
安静にしたいときは車椅子は不向きです。
● 車椅子使用に抵抗がある方へ
2輪車で無理して歩くよりも快適に動くことができます。
4輪車を使えば、転倒で頭や脊椎を痛める心配がなくなります。
ベルト調整で、そのときに必要な筋力の状態を維持できます。
うちの子はまだ・・・と思わず、今の筋力を維持するためにも
筋力がよりあるうちに車椅子を使用することをお勧めします。
● 改造について
2輪車から4輪車の改造は
・お渡し後最初の連絡で変える場合は2輪車と4輪車の ¥ 差額のみ
・お渡しまたは発送日(受領書の日付)から2週間以内の改造は ¥ 4輪新車の50%引き
・上記以外は ¥ 4輪新車の30%引き
4輪車から2輪車の改造は使えるパーツがないためできません
まとめ
●2輪車
・2輪車は、後ろ足を支えるので元気なときと同じ状態で歩けます。
・ヘルニア・DM初期・交通事故などで腰を持ち上げればサクサク歩ける状態のワンコで、
後ろ足は軽く引きずるレベルから麻痺して動かない場合でも2輪車は可能です。
・前足の筋力があれば坂道や段差も歩行できます。
なにより、前足の筋力が重要です。
●4輪車
・4輪車は範囲が広く、ふらつくワンコから寝たきりのワンコまで使用可能です。
・ある程度の力があれば、ベルトの調節をして筋力を使うこともでき
自在に動け、全身の筋力アップにもなるので
車椅子を外して短時間の散歩・車椅子使用でしっかり散歩するわんこもいます。
・自分から歩けなくても、地面に肉球を付けて体を起こして立たせることができ
人間が車椅子をゆっくり動かすことで歩いている気分を味わえます。
・顔が上がらないほど力がなくても、顔乗せバーやクッションを使って
体を起こす時間を作り、気分転換になり、残存機能維持にもなります。
☆こんな場合は4輪車
・前足が元気だったときより弱い場合は4輪車
・後ろ脚の付け根ではなくお腹を支えないとダメ
・後ろ脚の付け根を持ち上げたときに、
前足がふらついたり踏ん張れずに伏せてしまう
・体の横やお腹の下を支えれば歩ける
・4足で歩けるが体全体で歩きふらつく
・4足で歩けるがつまづいたり前に倒れるときがある
・顔を下げて歩く
・補助しないと立っていられない
・前足切脚している
・前足の負担を減らしたい
・立てないが歩きたい(寝たままバタバタしてる)
・立てないし顔も上がらない
・寝たきり
注意
★ 将来4輪使うなら4輪にしてしまえという方もいますが
前足がしっかりしている場合に4輪車を使うと邪魔で動きにくいです。
逆に、前足が弱っているのに2輪車を使うと、腰がしっかり支えられているのに
前足が支えきれず、顔や肩から転倒してしまい危険です。
場合によっては症状が悪化する可能性もあります。
今の状態にあった車椅子を選びましょう