犬の車椅子の調整.

少しずつ完成させます

■2輪車

乗っているフォーム


一番多いトラブルです! 調整だけでこんなに変わります
お渡し時とバランスが変わったらご連絡ください

ハーネスの胸前を短くする
胸下ベルトを長めにする
後ろ足レッグリングを短くする
 ※後ろ足の股の前はタイヤの中心と同じラインになるようにします


ポイントは背中が地面と平行になるようにします


■2輪車から4輪車への移行時期
上記の調整をしても車椅子や体勢のバランスが良くならない
2輪車でのペースが落ちたり、立ち止まる伏せる事が増えた
ハーネスにつけているリードを上に持ち上げれば歩ける

こういった症状が出ましたら早めに4輪車に移行することをおすすめします


■4輪車  
わんうぉーくの4輪車は筋力や状態の段階によって付属品ふやして使います

筋力がある子用の順番で書きます
・ハーネスは     → 体が前に出ないようにするための物です 
       (体重がかかると首が閉まるのでその時は前足用レッグリング使用)
・胸下ベルトは    → 胸下(肋骨の)高さの上下の調整
・前足用レッグリングは→ 胸の前を支えます (胸が前に倒れこむのを防ぎます)
・顔乗せバーは    → 頭が下がってきたら使います

※ハーネスを付けるのが面倒な場合
・顔乗せクッションについているベルトを肩の左右に留めて胸の前を支える
  (車椅子の中で体が左右にぶれやすくなります
・前足用レッグリングをつけてください
  (動きにくくなることがあります)

◆Step1 ハーネスのみ
・体勢が崩れないならこの調整!  
(前足用レッグリングは外します (過剰なサポートは動きにくいです)

車椅子の肩のフックにハーネスの丸いリングを留めます  
   

◆Step2 前足用レッグリング装着
前足を擦ったり、ナックリングしはじめたり
ハーネスだけだと前に倒れたり前足が弱ってきたら胸の前を支えます

肩の上、脇の後ろをバックルで留めます
胸下ベルトの下側にゴムが来るようにしてください
(胸下ベルトの上だと体重をかけたときにボコボコしてしまいます) 
胸前のグレーのベルトは首が閉まらないできるだけ上の位置にしてください
  


◆Step3 顔乗せバー カバー クッション使用
 顔乗せバー + カバーが標準装備でついています
   ※クッションはサービス品のため在庫がなくなりましたら終了です
顔が下がってきたら使います
頭から背中は立っている時、またはフセをしているようなフォームにします
 
顔乗せバーは抜けないようにピンを指してください

カバーは鼻先に体重がかかるわんこ
 (使わなくもクッションが落ちないなら使用しなくて大丈夫です)

クッションは高さが足りない時はお手持ちのクッションを使ってください
クッションは中身はシャワーで洗ってカバーは洗濯機に入れてください


↓イレギュラーな使い方
クッションのバックルを体側に向けて止めると足が上に上がりにくくなります
(前足用レッグリングを使わない場合は胸の前の支えにもなります)
 


◆Step4 最終形態 
わんうぉーくでは前足足袋をつけられますが
前足が浮くのは抵抗があるわんこが多いです

麻痺していたり動かない場合は使っているわんこもいます





前足乗せ(お客様の工夫)
顔乗せバーから腹下バーにかけて床のようなものをつけます
地面からは浮いているけれど足はついている状態
体を正しく起こしたカートのような使い方になります
(目線や内臓が本来の状態に近いです)